百獣海賊団は、元四皇「百獣のカイドウ」が率いていた巨大海賊団です。
キング・クイーン・ジャックの「大看板」や、精鋭部隊「飛び六胞」をはじめ、動物系(ゾオン系)の能力者を数多く抱えていました。
さらに、人造悪魔の実「SMILE」によって能力者軍団を作り上げ、黒炭オロチと手を組んでワノ国を長年支配していました。
この記事では、カイドウと主要メンバー10人、組織構造、悪魔の実、懸賞金、SMILE軍団、ワノ国での結末までわかりやすく解説します。
百獣海賊団の組織
この海賊団の大きな特徴は、徹底した実力主義です。
頂点には総督カイドウが君臨し、その下に最高幹部の「大看板」、さらに「飛び六胞」「真打ち」「ギフターズ」などが続く巨大な組織となっています。
おおまかな階級は次の通りです。
- 総督:カイドウ
- 大看板:キング・クイーン・ジャック
- 飛び六胞:真打ちの中でも特に強い6人
- 真打ち:各部隊を率いる幹部クラス
- ギフターズ:SMILEで能力を得た戦闘員
- プレジャーズ:SMILEで能力を得られなかった者
- ウェイターズ:SMILEを食べる機会を待つ兵士
- ナンバーズ:古代巨人族の再現実験によって生まれた巨大戦力
通常の海賊団と比較しても、恐竜をはじめとする古代種の能力者が多く、耐久力やパワーに優れたメンバーが目立ちます。
特に上位の幹部は億超えの賞金首ばかりで、四皇の一角にふさわしい戦力を誇っていました。
カイドウの公式プロフィールについては、ONE PIECE.com「カイドウ」でも確認できます。
主要メンバー10人
ここからは、物語で特に重要な主要メンバー10人を紹介します。
内訳はカイドウ1人、大看板3人、飛び六胞6人です。
カイドウ
懸賞金:46億1110万ベリー
悪魔の実:ウオウオの実 幻獣種 モデル“青龍”
海賊団の総督であり、かつて四皇の一角に数えられていた人物です。
悪魔の実の能力によって巨大な青龍へ変身でき、炎・雷・風などを利用した大規模な攻撃を繰り出します。
人型の状態でも驚異的な肉体と覇気を持ち、ルフィたちの前に立ちはだかったワノ国編最大級の強敵でした。
若い頃にはロックス海賊団に所属。
その後、自らの勢力を拡大し、黒炭オロチと手を組んでワノ国を支配しました。
「強い者が上に立つ」という考えが組織全体にも反映されており、カイドウ自身の圧倒的な戦闘力が海賊団をまとめる最大の要因となっていました。
キング
懸賞金:13億9000万ベリー
悪魔の実:リュウリュウの実 古代種 モデル“プテラノドン”
「火災のキング」の異名を持つ大看板の一人です。
本名はアルベル。
絶滅したと考えられていたルナーリア族の生き残りであり、背中に炎を宿しています。
炎が燃えている状態では非常に高い防御力を発揮し、炎を消すことで防御力と引き換えにスピードを大幅に上昇させることができます。
さらにプテラノドンへ変身できるため、空中戦にも対応可能です。
カイドウへの忠誠心も非常に強く、大看板の中でも特に重要な立場にいました。
鬼ヶ島決戦ではゾロと激突し、ルナーリア族特有の能力を利用した激しい戦いを繰り広げています。
クイーン
懸賞金:13億2000万ベリー
悪魔の実:リュウリュウの実 古代種 モデル“ブラキオサウルス”
「疫災のクイーン」と呼ばれる大看板です。
巨大なブラキオサウルスへ変身できるだけでなく、自身の肉体を科学技術によって改造しています。
レーザーや機械兵器など、多彩な攻撃を使用できる点が特徴です。
また、かつてはベガパンクやジャッジらと関係する科学研究チーム「MADS」に所属していました。
疫病を利用した兵器を開発するなど科学者としての能力も高く、単純なパワーだけではない危険な人物です。
鬼ヶ島ではサンジと戦い、ジェルマ66の技術を再現した能力も披露しました。
ジャック
懸賞金:10億ベリー
悪魔の実:ゾウゾウの実 古代種 モデル“マンモス”
大看板の一人で、異名は「旱害のジャック」。
巨大なマンモスへ変身し、圧倒的なパワーと耐久力を生かして戦います。
特に印象的なのが、ゾウ編でのモコモ公国襲撃です。
ミンク族との戦いを長時間続けても戦闘を継続できるほどのスタミナを見せました。
さらに海軍の護送船を襲撃するなど、目的のためなら危険な相手にも正面から挑む好戦的な人物です。
キングやクイーンからは年下の弟分のように扱われていますが、懸賞金10億ベリーという数字からもトップクラスの実力者であることが分かります。
フーズ・フー
懸賞金:5億4600万ベリー
悪魔の実:ネコネコの実 古代種 モデル“サーベルタイガー”
飛び六胞の中でも高い懸賞金を持つ実力者です。
かつて世界政府の諜報機関CP9に所属していました。
当時「ゴムゴムの実」と呼ばれていた悪魔の実の護送任務に失敗したことで投獄された過去があります。
六式をベースとした体術を使い、サーベルタイガーの能力と組み合わせて戦います。
鬼ヶ島ではジンベエと対決。
戦闘中の会話では、太陽の神ニカに関する重要な情報も語りました。
ブラックマリア
懸賞金:4億8000万ベリー
悪魔の実:クモクモの実 古代種 モデル“ロサミガレ・グラウボゲリィ”
飛び六胞の一人で、鬼ヶ島の遊郭を取り仕切っている巨大な女性です。
古代のクモへ変身でき、糸や炎などを利用した多彩な攻撃を得意とします。
正面から力で押すだけではなく、罠や幻惑を利用する戦い方も特徴です。
鬼ヶ島ではサンジを捕らえますが、その後ニコ・ロビンとブルックが救援に登場。
最終的にはロビンとの一騎打ちとなりました。
ササキ
懸賞金:4億7200万ベリー
悪魔の実:リュウリュウの実 古代種 モデル“トリケラトプス”
元海賊団船長でもある飛び六胞の一人です。
大看板の座を狙うほど自分の実力に自信を持っています。
トリケラトプスの能力によって強固な防御力と突進力を発揮。
さらに首の周囲を回転させる独特な戦闘方法も使用します。
鬼ヶ島ではフランキーと激突し、フランキー将軍との大型同士の戦いを展開しました。
うるティ
懸賞金:4億ベリー
悪魔の実:リュウリュウの実 古代種 モデル“パキケファロサウルス”
ページワンの姉で、非常に気が強い女性です。
カイドウに対しても遠慮なく発言するほど物怖じしません。
最大の武器は、パキケファロサウルスの能力を生かした強烈な頭突きです。
ルフィとも正面からぶつかるなど、飛び六胞の中でも高い身体能力を見せています。
弟のページワンを溺愛しており、戦闘中でも「ペーたん」と呼ぶなど、姉弟のやり取りも特徴的です。
ページワン
懸賞金:2億9000万ベリー
悪魔の実:リュウリュウの実 古代種 モデル“スピノサウルス”
うるティの弟で、スピノサウルスへ変身する古代種の能力者です。
姉とは対照的に比較的冷静な性格ですが、うるティの強引な言動に振り回される場面も多く描かれています。
ワノ国ではサンジとも戦闘。
恐竜特有の体格と高い耐久力を生かしたパワーファイトを得意とします。
鬼ヶ島決戦ではうるティと行動を共にし、ルフィたちを追撃しました。
X・ドレーク
懸賞金:2億2200万ベリー
悪魔の実:リュウリュウの実 古代種 モデル“アロサウルス”
最悪の世代の一人であり、飛び六胞に所属していた人物です。
しかし、その正体は海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊長。
海賊としてカイドウの傘下に入りながら、裏では海軍側の人間として活動していました。
アロサウルスへ変身でき、恐竜のパワーを生かした近接戦闘を得意とします。
正体が発覚した後はカイドウ軍から追われる立場となり、ルフィたちと一時的に共闘しました。
飛び六胞を一覧にする際には、潜入者だったX・ドレークも正式なメンバーとして含める必要があります。
SMILEと下位戦力
カイドウ軍の強さは、最高幹部だけではありません。
人造悪魔の実「SMILE」を大量に利用することで、通常の海賊団とは異なる能力者軍団を作り上げていました。
真打ち
大看板や飛び六胞より下に位置する幹部クラスです。
ホールデム、スピード、ババヌキ、バオファンなど、多数のキャラクターが登場しています。
ワノ国各地の支配や部隊の指揮などを任されており、一般兵よりも上の立場です。
ギフターズ
SMILEを食べて動物の能力を獲得した戦闘員です。
通常の動物系悪魔の実とは違い、自由に完全変身するのではなく、身体の一部に動物が現れるケースもあります。
ライオン、馬、ゾウ、ゴリラ、サソリなど、非常に多くの種類が登場しました。
カイドウが大量のSMILEを集めた目的の一つが、この能力者軍団を作り上げることでした。
プレジャーズ
SMILEを食べたものの、能力を獲得できなかった者たちです。
SMILEには能力を得られないリスクがあり、失敗すると悲しみや怒りといった感情を表情として出すことが難しくなります。
その結果、どのような状況でも笑ってしまう副作用を抱えています。
SMILEという名前には、この残酷な副作用も関係しています。
ウェイターズ
まだSMILEを食べていない兵士たちです。
能力を得るチャンスを待っていることから「ウェイターズ」と呼ばれています。
成功すればギフターズになれる一方、失敗すればプレジャーズになるという危険な仕組みでした。
ナンバーズ
ナンバーズは、巨大な身体を持つ特殊な戦闘員です。
古代巨人族を再現しようとした実験の失敗作とされており、通常の人間を大きく上回る巨体を持っています。
一鬼、二牙、三鬼、四鬼、五鬼、六鬼、七鬼、八茶、九忍、十鬼などが存在し、鬼ヶ島決戦にも参加しました。
単純な戦闘員とは異なり、その巨大さだけでも敵にとって大きな脅威となります。
ワノ国での結末
ワノ国編では、麦わらの一味、ハートの海賊団、キッド海賊団、侍、ミンク族などによる連合軍とカイドウ側が激突しました。
鬼ヶ島では各地で幹部同士の戦闘が発生します。
キングはゾロ、クイーンはサンジ、ジャックはイヌアラシと戦いました。
飛び六胞も麦わらの一味を中心とするメンバーと戦い、次々と敗北しています。
そして最終的に、カイドウ自身もルフィとの激闘に敗れました。
この敗北によって長年続いていたワノ国の支配体制は崩壊。
黒炭オロチによる統治も終わり、光月モモの助が新たな将軍となりました。
その後、カイドウ軍が以前のような巨大勢力として活動する様子は描かれておらず、ワノ国編を境に勢力図は大きく変化しています。
ただし、カイドウを含め一部の人物については、その後の状況がすべて詳細に描かれているわけではありません。
そのため「全員死亡した」「完全に消滅した」と断定するより、組織として事実上大きな打撃を受けたと理解するのが適切です。
よくある疑問
一番強いメンバーは?
作中での立場や戦闘描写を考えれば、頂点はカイドウです。
その下に大看板のキング・クイーン・ジャックが位置し、さらに飛び六胞が続く構造となっています。
ただし飛び六胞の中で明確な順位は設定されていません。
飛び六胞とは?
「真打ち」の中でも特に強い6人に与えられた立場です。
メンバーはフーズ・フー、ブラックマリア、ササキ、うるティ、ページワン、X・ドレーク。
大看板のすぐ下に位置する精鋭として扱われていました。
ヤマトはメンバーなの?
ヤマトはカイドウの子ですが、組織に忠誠を誓っていた人物ではありません。
光月おでんに強い憧れを持っており、カイドウとは対立。
鬼ヶ島決戦ではルフィ側に協力しています。
そのため、一般的な幹部一覧とは分けて考える方が分かりやすいでしょう。
現在はどうなった?
ワノ国でカイドウが敗れたことで、それまでの支配体制は崩壊しました。
キングやクイーンをはじめとする主要幹部も敗北しています。
少なくとも、かつて四皇勢力として世界に影響を与えていた頃と同じ状態ではありません。
まとめ
百獣海賊団は、カイドウを頂点として大看板・飛び六胞・真打ち・SMILE能力者などが所属していた巨大組織です。
- 総督は元四皇カイドウ
- 大看板はキング・クイーン・ジャック
- 飛び六胞は精鋭6人
- 古代種の動物系能力者が多い
- SMILEによる能力者軍団を形成
- ワノ国で麦わらの一味たちと全面戦争
- カイドウ敗北によって支配体制が崩壊
特にカイドウ、大看板、飛び六胞の関係を把握しておくと、ワノ国編の戦闘や勢力関係がかなり理解しやすくなります。
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